人気が高まっているSUV!売れてる理由と今後のトレンド予測

 
日本でファミリーカーと言えば、一昔前まではミニバンが主流でした。しかし近年では、新たに「SUV」の人気が高まり、着実にその普及率を延ばしています。SUVはなぜ売れているのか?今後のトレンドはどうなるのか?気になるSUVについてご紹介していきます。

SUVとは?

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SUVの呼称は「Sport Utility Vehicle」の略が語源になっています。三文字のスペルが表す通り、「スポーツ=運動的・ユーティリティ=機能的・ビークル=乗り物」の三要素を基本概念とする、スポーツ用多目的車です。

スポーティでパワフルな走行性能を持つがゆえに、市街地だけでなく、オフロード走行にも適しており、アウトドア趣味のお伴に大活躍します。外見の大きな特徴としては車高が高い・ボディサイズが大きいなどが挙げられ、走行時の視界を確保しやすい反面、駐車時に苦労する、というデメリットも併せ持っています。

ちなみにSUVの発祥はアメリカで、1900年代中ごろに普及した「ウィリス・ジープステーションワゴン」や「カイザー・ジープワゴニア」などがルーツになっていると言われています。

日本のSUVは一般向けへ

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日本市場で広がり始めた1970年代当初、SUVはロングホイールベースの大きな車体ゆえに取り回しが悪く、街乗りが多い日本人にとってはデメリットに感じられ、一般的な乗用車という位置づけではありませんでした。あくまで人気があったのは、レジャー・アウトドアを楽しむ層に限られたものだったわけです。また、この頃日本では、SUVという言葉すら浸透していませんでした。

90年代になると、ステーションワゴンをSUV風にアレンジした「クロスオーバーSUV」の登場により、新たなジャンルとして注目を集め始めます。

そして2000年代に突入し、メーカーがSUVという呼称を積極的に用いたマーケティングを展開。中頃には、オフロードの走行性能を抑え、街乗りに適した小型のクロスオーバーSUVが誕生します。ジャパニーズライクな「コンパクトSUV」の登場が、現在のムーブメントの皮切りとなったのです。

SUVのトレンドをチェック!

爆発的な売れ行き!今年のトレンドは「C-HR」で決まり!

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コンパクトSUVの中でも現在、他の追随を許さないほど凄まじい売れ行きのモデルがトヨタの新型「C-HR」です。2016年12月の発売直後から、それまでSUVのトレンドだったホンダ「ヴェゼル」に取って代わるばかりか、「プリウス」やノートと新車販売台数ランキングの首位争いを繰り広げています。

発売から現在(2017年6月時点)までの合計販売台数は、半年で7万台に迫る勢い。この先数ヶ月で、確実に10万の大台に乗るものと思われ、今年のコンパクトSUV部門では余程のことがない限り、売り上げトップの座は揺るがないでしょう。

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発売前から話題沸騰! 今年末には「CX-8」が発売

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2017年4月28日、マツダ公式から今年末に三列シート搭載のSUV「CX-8」を国内発売するとのアナウンスがありました。「CX-3」や「CX-5」より上の最上位モデルとして打ち出されることから、価格は300万円台~400万円前後になるものと予想されます。

マツダのミニバン事業撤退と共にMPVが販売終了となり、同社は国内向け7人乗りファミリーカーが長い間空白になっていました。実質的なMPV後継機ともとれる「CX-8」の発表にファンからの期待も大きいようで、発売前から既に大きな盛り上がりを見せています。加えて、日本で販売されている三列シートSUVではライバルが少なく、発売後しばらくは「CX-8」がミドルクラスSUVのトレンドになる可能性大です。

軽SUV!トレンドのスズキ「ハスラー」はこれからも売れる

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前述の「C-HR」のように、現在のSUVは低車高・小型化がトレンドになっており、日本ではそれらに低価格・低燃費が加わった車種が人気を集める傾向にあります。スズキの軽SUV「ハスラー」が爆発的に売れた理由もそこにあるのではないでしょうか。従来の軽SUVは、軽自動車最大のメリットである燃費性能が低く、お世辞にも人気のあるジャンルではありませんでした。

しかし、「ハスラー」の燃費は32.0km/Lと、近年の軽自動車として十分に通用するラインです。更に広々とした車内空間、パワフルな走行性能など、SUVの利点を継承しつつ上手く一般向けな仕上がりになっています。加えて、独特の丸みを帯びたフォルムで女性人気の獲得に成功。2014年の発売から現在までに、およそ30万台もの累計販売台数を記録しています。

低迷が続き販売終了する軽SUVもある中、ライバル不在の独走状態を保ち続けている、「ハスラー」のトレンドは今後もしばらく続いていくものと思われます。

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驚異の畜電力! 「アウトランダーPHEV」はトレンドになりうるか?

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世界各国でCO2対策が進む中、自動車でもEVやPHEVが普及し始めています。昨年の世界各国のPHEVの売り上げを見ると、日本産のSUVでは三菱「アウトランダーPHEV」が5位にランクインしています。日本でこれから、エコに即した車選びを行うユーザーが増加した場合、SUV部門においては必然的に、アウトランダーPHEVが有力なトレンド候補になるものと思われます。

また「アウトランダーPHEV」には、バッテリーチャージモードで最大10日間分もの一般家庭電力量をまかなえる、という驚きの利点が備わっているのです。近年、大地震が相次ぐ日本において、災害時に強いという特性は非常に有用性の高いポイントではないでしょうか。

エコ・災害の両面に強い特性から、今後「アウトランダーPHEV」がSUVの新たなトレンドになる可能性は十分にあります。

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まとめ

長い年月をかけて多種多様なモデルが生み出された、SUVというジャンルは、あらゆるシーンに対応可能な万能タイプとも言えます。トレンドのコンパクトSUVだけでなく、ファミリー向けのフルサイズSUVなど、このジャンル一つに顧客のニーズがあらかた集約されている、と言っても過言ではありません。SUVの更なる進化に、これからも期待が掛かります。

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