事故を起こさない為に再確認!交通事故の発生原因ランキング【2016年度版】

 
交通量に比例して交通事故が多くなることは想像に難くありませんが、事故の主な原因について知っている方は少ないかと思います。この記事では交通安全啓発のため、「事故の原因となる法令違反」をランキング形式でお伝えしていきます。

交通事故の原因ランキングワースト10

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警察庁交通局発表の資料に基づき、平成28年に発生した交通事故の原因ワースト10を発表! 意外な原因から予想通りの原因までランクイン。なにかと話題の飲酒運転の順位は……?

10位:優先通行妨害

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優先通行妨害とは、「道路上において優先順位を守らないor誤る」行為を指します。信号機のない交差点では、道幅が明らかに広い方の道路、また標識などによって、一時停止・徐行が示されていない方が優先となります。それ以外のケースは「左方優先」の原則にならいます。

法令違反名 優先通行妨害
事故発生件数 11,400件
構成率 2.4%

9位:歩行者妨害等

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道交法において、歩行者の安全は何よりも優先しなければなりません。「歩行者が横断歩道を渡っている、または渡ろうとしている」時は、一時停止もしくは徐行する必要があります。また、信号に従い右左折した場合でも歩行者優先が原則です。運転時は常に、歩行者に気配りを心掛けてください。

法令違反名 歩行者妨害等
事故発生件数 12,614件
構成率 2.7%

8位:信号無視

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運転マナーの悪い人にありがちな行動は? と言えば、おそらくパッと思い浮かぶであろう「信号無視」。例え真夜中で、自分の他に通行車両が無くても、予期せぬ事態に繋がるケースは沢山あります。信号は必ず守りましょう。

法令違反名 信号無視
事故発生件数 14,110件
構成率 3.0%

7位:一時不停止

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一時停止は、3秒以上止まらなければいけません。このルールを守らないと、違反切符を切られることもあります。また、見通しの悪い路地では、一時停止が安全運転の肝になってきます。子供やお年寄りがいないか、一時停止で要チェックです。

法令違反名 一時不停止
事故発生件数 19,248件
構成率 4.1%

6位:交差点安全進行

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昨年、交差点とその付近で発生した事故の件数はトータルで272,408件と全体の事故発生件数のおよそ6割を占めます。交差点にさしかかったら気を引き締めて、周りの状況を注視しましょう。

法令違反名 交差点安全進行
事故発生件数 28,393件
構成率 6.0%

5位:運転操作不適

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高齢運転者がアクセルとブレーキを踏み間違えお店に突っ込む……なんてニュースを見聞きした経験はありませんか?運転操作不適とは、こうした踏み間違えやハンドル操作の誤りを指します。実は高齢者だけではなく若者にも多いケースで、とっさの焦りや、精神的な不調が引き金となることも……。

法令違反名 運転操作不適
事故発生件数 31,465件
構成率 6.6%

4位:漫然運転

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車も乗り慣れれば、自分の身体を動かすような感覚で扱えるようになります。しかし、何事も慣れた頃が一番危険。ただボーっと運転しているだけでも、十分事故の要因になり得るのです。また疲労・眠気なども大敵であり、特に直線で景色の変化に乏しい高速道路では、自分が考えている以上に漫然運転になりがちです。小まめな休憩を取るように心掛けしましょう。

法令違反名 漫然運転
事故発生件数 39,625件
構成率 8.3%

3位:動静不注視

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動静不注視の具体例としては「お店の敷地駐車場から道路に出てきた車が、自分の予想よりももたついたため対応が遅れて追突」というようなケースなどが挙げられます。相手車両の存在に気付いていながらも、注視を怠ったばっかりに事故へ発展してしまうこともあります。「相手もわかっているだろう」という考えはNGです。教習所で習った「かも知れない運転」を思い返してみましょう。

法令違反名 動静不注視
事故発生件数 56,677件
構成率 11.9%

2位:脇見運転

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3位の「動静不注視」とは異なり、前方から目を離す脇見運転は、明らかな過失です。特に近年では、自動車運転中の「スマホ・携帯使用」などが問題となっています。当然ですが、これらも取り締まりの対象となっており、発覚すれば免許証の減点の上、罰金の支払いが生じます。

法令違反名 脇見運転
事故発生件数 77,586件
構成率 16.3%

1位:安全不確認

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ワースト1位になったのは「安全不確認」でした。例えば、「信号や標識に従い、適切に走行していたにも関わらず死角のバイクに気付かず接触した」場合などが、この安全不確認の状態に該当します。全体の30.6%を占める圧倒的比率なだけに気を付けたいのも山々ですが、ある意味、最も防ぎづらい事故原因とも言えます。やはり「かも知れない運転」を心掛けるしかないでしょう。

法令違反名 安全不確認
事故発生件数 145,093件
構成率 30.6%

番外編:意外と少ないあの原因

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2002年の罰則強化以降、厳しい取り締まりが行なわれている飲酒運転。そのおかげもあってか、昨年において飲酒運転が原因となった事故は164件と少なく対象法令違反25項目中、「踏切不停止・整備不良」に次いで、3番目に低い構成率になっています。昨今では、芸能人の飲酒運転が世間を賑わせており、その悪性が際立って取りざたされていますが、データを通して見ると意外な事実が判明するものです。「飲んだら乗るな」は当たり前でも、私たちも冷静に真実を見極めていきたいですね。

法令違反名 酒酔い運転
事故発生件数 164件
構成率 0.0%

まとめ

上位5位は、その全てが安全運転義務違反で、全体の75%を占める結果になっています。安全運転義務で唯一ランク外となっているのは「安全速度」の項目。ちなみに速度超過を原因とする事故の割合は、全体の0.6%と意外に少ない模様です。ともあれ昨年の法令違反の合計は、全てあわせて474,776件もあります。事故の発生件数自体は、年々減少傾向にあるとはいえ気を引き締めた運転を心掛けましょう。

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