“ロック板無し(フラップレス)”のコインパーキングが増加中!その画期的な仕組みとは?

 
現在"ロック板無し"のコインパーキングが少しずつ増加中!このロック板で管理しないコインパーキングの方式を「フラップレスパーキング」と呼びますが、一体どのような仕組みなのでしょうか?今回は普及すると便利な「フラップレスパーキング」を従来のロック式パーキングと比較して徹底解説します。

コインパーキングの代表的な管理方法

無人の平面コインパーキング(時間貸し)の場合の管理方法は大きく分けて2種類です。小規模な駐車場の場合はフラップ板(ロック板)を使ったロック方式が多く、10台以上の大規模駐車場の場合は入口ゲート方式が主流で、どちらも発券機や精算機で管理を行っています。入口ゲート方式は出入口で車が渋滞しやすいということもあり、狭い路地に接する都市部や、観光地の駐車場などではロック方式での管理が多くなっています。

コインパーキング

画像出典:

進化しているロック方式

コインパーキング

画像出典:

車両検知センサーの改良

ロック方式も日々改良が進んでおり、ロック板が上がるセンサーも進化しました。車を入庫すると、駐車スペースに設置されているセンサーが車を検知します。以前、検知システムは悪天候の時に誤作動することもあったのですが、耐水対応型の機械の採用により安定して作動するようになりました。

車両を検知するとロック板を上昇させ、車底位置を検出し、ロック板を適正な位置で上昇停止させるという精密な仕組みに改良。このことにより車を動かせないようにロックしつつ、車底の損傷を防止できるようにしています。

最新機構を備えたロック板

支払いの方法は、精算機に駐車スペースの番号をインプットし、表示された料金を支払うとロック板が下がり出庫できる仕組みです。ロック板降下時は、ロック板と底面との間に数㎝程度の隙間があき、万一の足の挟まれ事故を防ぎます。

また、逃走車両によってロック板が損傷しないように緩衝機構も備えています。車高の低い車の底部に接触しないよう高さを低くしたり、素材的に耐久性をもたせたりなどの工夫が施されています。このようにロック方式は様々な改良を続け、平面駐車場管理の主流となっているのです。

ロック方式の問題点とは?

ロック板によるトラブル

改良されてきているロック方式ですが、トラブルは完全には無くなりません。
一番の問題点は、ロック板による車の損傷、あるいはロック板の方の損傷です。車高の低い車でも駐車できるようにセンサーを改良していても車の損傷事例があり、利用者から訴えられることも。逆に車によってロック板が傷つけられ、修理費がかかってしまう例も少なくありません。

また、機械の不具合でロック板が下がらなかったのに、気付かず車を出庫して故障したのに利用者側の責任にされたり、駐車番号を間違えて精算したためにロック板が下がらず、出庫できなくて管理会社に取り合ってもらえなかったり、などと利用者としても安心できるシステムではない点も。ロック方式に不慣れな利用者にとっては、ロック板は引っ掛かる感覚に不安があり乗り越えるのに気を使いますよね。
車のアンダーボディはこすらなくてもマフラーに当たってしまうこともあります。ロック板につまずいて利用者が怪我をする、足先が挟まれるなどのトラブルも多く、地域的な問題では、寒冷地は冬にロック板が凍りつき作動できないトラブルもあります。

コインパーキング

画像出典:

不正駐車の横行

利用者の不正では、ロック板に当たらないように駐車して逃走するケースが頻繁にみられます。1000円程度の駐車料金の為に利用者を訴えるのは費用の無駄であるため、駐車場オーナーは結局泣き寝入りするしかないようです。故意でなくても車高の高いSUVなどの車では、センサーが反応せずロック板が上がらなかったために不正駐車扱いになるケースも。車高の制限についてはオーナーが看板の注意事項に記載して対応するしかありません。

画像出典:

フラップレスパーキング方式とは?

フラップレスパーキング方式は、2009年にコインパーキング機器の会社が開発した全く新しいシステムです。フラップ板(ロック板)や入口ゲートの代わりに、カメラやセンサーで車のナンバーを認識して管理する仕組みです。
駐車場内に必要な機器は、駐車スペース毎に設置する車番認識カメラ付き光電センサーポールか、あるいは出入口のチェックインボックスです。300万画素高精度カメラとナンバー認識ソフトの威力で、夜間でも確実にナンバーを認識できるシステムです。
さらに不払いの車両を監視する防犯カメラが必要で、数台を撮影したいポイントに設置します。インターネット回線を利用して、場内の遠隔監視はもちろん、過去の画像検索も素早くできます。

コインパーキング

画像出典:

フラップレスパーキング方式の利点

フラップレスパーキングが選ばれるポイントは、フラップ板がないため、車高の低い車や、逆に高い車、バイクでも関係なく駐車可能で、さらにフラップ板による車損傷のトラブルに対する心配がないことです。
光電センサーポールは高さ1300mm程度で、場所を取らないスマートなポールとなっており、狭いスペースにも気兼ねなく設置できます。標準的な大きさは約H1300mm×W150mm×D160mmです。

費用を抑えることが可能

フラップレスパーキングシステムは、光電センサーポールが必要なため、一見導入コストが掛かる様にも見えますが、フラップ板や精算機を設置するよりは初期費用が抑制できます。これは駐車場オーナーにとって大きな利点で、場内がフラットで掃き掃除がしやすいというメリットもあり、メンテナンスが楽になり余分な人件費が抑えられます。利便性が高い場所にあり、綺麗で駐車しやすそうな駐車場はそれだけで魅力的、ますます集客力を高め繁盛が期待できるでしょう。

フラップレスパーキングで不正があったら?

未精算のまま車に乗り込むと、まずはセンサーポールに埋め込まれたスピーカーから「料金をお支払いください」という音声が発せられ、パトランプで警告されます。音声で逃走を抑制しますので基本的に不正は行いにくい仕組みです。駐車スペースに車を入庫した時点でサーバーに車番が送信されているので、証拠は掴んでいます。

また、センサーポールとは別途で、駐車場内に複数の防犯カメラを設置しますので不払いの抑制になります。それでも万一の逃走時には、次に同じ機構のフラップレスパーキングを利用した時に料金が請求されるシステムになっています。一回限りの未精算では逃げられる可能性もあるかもしれません。しかし、例え逃走されて料金を請求する機会がなくても、フラップ板を壊されて修理費用が掛かるよりはマシとオーナーは考えるわけです。

不払いの割合はロック板有りの方が高い

料金踏み倒しを繰り返す悪質な常習者に関しては、ナンバー認識システムが再入庫時に検知しコールセンターに通報します。そして所定の法的手続きが実行されます。実は、ロック方式のパーキングよりもフラップレスパーキングの方が、不払いの車両の割合が低いという統計があります。物理的な抑止がないのに不正が少ないのは、ほとんどの人がきちんと料金を払いたいと希望しているからに他ならず、ロックが存在しないことで逆に心理的な抑止が働くのではないかと考えられています。

画像出典:

フラップレスパーキングはIoTソリューション

駐車場の管理がフラップ板無しでできるだけではなく、スマートフォンアプリと連携して最寄りの駐車場の場所を調べたり、空き状況を検索したり、予約したりという便利なサービスが使えるようになります。入出庫の管理をアプリで行うだけでなく、決済まで一括で行えます。駐車場の検索・予約・決済がポールとスマートフォンアプリによって簡単にできるため、ゲート設置やフラップ板設置に比べると気軽に駐車場経営が可能になりました。

コインパーキング

画像出典:

Smart Parking(スマートパーキング)

画像出典:

コインパーキングに関するクチコミ情報

雪を利用して不正することも

雪が積もったロック板パーキングでは、路面状況が確認できないことを利用して不正行為をするドライバーもいるようです。

コインパーキングでとなりに停まったセブンの社用車
雪で見えなかったのかうまいこと車止めをすり抜けてロックかからない位置に停まってる

— うめこ(風とロックの人) (@kira2umeko)

帰宅〜〜昨日から降雪量が全国1位だったらしく雪がまじでとんでもねぇ…日本一雪が積もる地元よりも都心のこっちの方が降ったらしく、パーキングもロック板が上がらずもはや無料で停められた…けどまぁ出れない。クロックスで雪かき1時間…早く帰ってカイ誕に備えたかった(オタクの性)

— さわだ (@el_dor3124)

フラップレスパーキングを知らない方は多数

ロック板のない駐車場であった。おもしろーい(^.^)

— ¥&$仲之助 (@nakaskenaske)

ロック板の、ない駐車場って増えているけど、確かに入れやすい。
なんかこれを設置している会社の人のインタビューをみると、ロック板があがっているのに気づかずに動いて車の破損事故が意外と多い話があった。

— おたふく(鳥に貢いでいます) (@hiyotyunGoGo)

先日、【ロレックス】駐車場なんて随分贅沢なパーキングと思いきや、【ロックレス】駐車場と分かり、妙に納得した。

— やはた なおひろ (@yapatan)

ロック板パーキングではこんな問題も

コインパーキングのこの大きな箱、義足だとまたぐのが大変なんだよね(苦笑)

— 義足社長のつぶやき。 (@taknaono)

フロントバンパーがロック板に…。

アクア、どうしてこうなった

— 京スカクー@V36 (@n_v36)

まとめ

最新機構のフラップレスパーキングの仕組みをご紹介しましたが、あまり考えつかなかったサービスのように感じます。初めて利用する際には、自由度が高いため少し緊張してしまいそうです。
フラップレスパーキングは良い点がたくさんあり、利用者との信頼関係で成り立つ仕組みですので、このシステムが大成功するように皆で気持ちよく利用し盛り上げていきたいものです。

コインパーキング

画像出典:

コインパーキングに関する記事

一緒によく読まれている記事

注目のまとめ記事

この記事に関して報告をする