ハイブリッドカーのバッテリーはガソリン車と違う!寿命・交換費用に差がある?

 
ハイブリッドカーのバッテリーと、ガソリン車のバッテリーの違いを徹底解説!ハイブリッドカーのバッテリー交換費用は、ガソリン車よりも高い?寿命はどれくらい?様々な疑問もあることでしょう。そんなハイブリットカーのバッテリーについて、交換費用などガソリン車との違いをご紹介します。

ハイブリットカーにはバッテリーが2つ

通常、車にはバッテリーが1台搭載されていますが、ハイブリットカーには2種類のバッテリーが搭載されています。

補機バッテリー(12V) ガソリン車とほぼ同等の12Vのバッテリーです。
走行用バッテリー(高圧) ハイブリッドカー特有のもので、モーターを動かすのに使用します。サイズも大きく電圧も非常に高い特殊なバッテリーです。

ハイブリッドカーとガソリン車、バッテリーの違い

ガソリン車と同等の12Vの補助バッテリーを搭載したハイブリッドカーの違いはどこにあるのか整理していきましょう。

設置場所や仕組みの違い

ハイブリッドカーの補機バッテリーは、ガソリン車のバッテリーと電圧も機能もほぼ同じですが、設置場所や仕組みが若干違います。
ガソリン車のバッテリーは、ボンネットの中に設置されているのが普通ですが、ハイブリッドカーの場合は一部ボンネットの中ではない場所に設置されています。例としては、プリウスではトランクの中に搭載されています。そのほかに車内に搭載されている場合もあり、運転席と助手席の間などに設置されている事もあります。充電時に発生するガスが充満しないようにガスを逃す専用のチューブがついていることも。価格も通常のバッテリーよりは高めで、ディーラーやカーショップだと、2~3万円ほどです。

ハイブリッドカーバッテリー トランク内

画像出典:

ハイブリッドカーの補機バッテリーはハイブリットシステム始動には使わない

ガソリン車では、エンジンを始動させる時にバッテリーでセルモーターを回します。しかしハイブリッドカーの場合、まずハイブリッドシステムを始動させて運転を行うため、この時に補機バッテリーは使いません。ハイブリッドシステム始動では走行用バッテリーの電気を使ってモーターを回し、運転を行います。ハイブリッドカーの補機バッテリーの役割は以下の2つです。

【補機バッテリーの役割】

•走行用モーターの充電
•電子機器に電力を供給する

モーターで走行している際に充電量が少なくなってくると、突然、車がエンジンを始動し始めます。これは、走行用モーターの充電量が少なくなり、補機バッテリーから充電をしているためです。通常時はバッテリーに1番負荷がかかるエンジン始動を行わないため、通常のガソリン車よりも消耗が少なく、寿命が長くなります。

ハイブリットカーのバッテリーも上がることがある

ハイブリッドカーのエンジンは走行用バッテリーによって動いていますが、エンジンシステムは補機バッテリーによって動いているため、補機バッテリーが動かないとエンジンが始動せずバッテリー上がり状態となります。この点はガソリン車のバッテリーと同様に、補機バッテリーは電力の使いすぎなどによって上がってしまいますので注意が必要です。

出典:

ハイブリットカーのバッテリー寿命

走行用バッテリーの寿命

アクアのバッテリー

画像出典:

ハイブリッドカーの走行用バッテリーの大半は「ニッケル水素電池」が使用されていますが、ニッケル水素電池は使うたびに劣化していきます。
発売初期のハイブリッドカーはバッテリーの性能が低く、10年ほどで交換が必要になるケースもあったようです。しかし現在発売されているハイブリッドカーでは交換の心配はほぼなく、車の寿命と同じくらいバッテリーも長持ちするように設計されています。
例えばTOYOTAのプリウスは、「新車登録してから5年、または走行距離が10万キロ以内」であればバッテリー交換が保証されています。ガソリン車でも10年10万キロあたりが買い替えの目安ですので、バッテリー交換に関する心配は不要でしょう。

補機バッテリーの寿命

ハイブリッドカーの補機バッテリーは、従来のガソリン車と同じような仕組みです。電力消費がガソリン車よりも少ないため、ガソリン車より長持ちしますが、通常は4~5年で交換が推奨されています。
補機バッテリーはエンジン始動には使われていないと述べましたが、補機バッテリーが上がるとハイブリッドカーの走行システムが動かなくなるため、補機バッテリーの寿命や状態の確認は必須です。

バッテリー交換にかかる費用

ハイブリッドカー バッテリー上がり

画像出典:

補機バッテリーの交換

ガソリン車のバッテリー交換は通常1万円弱ほどで可能ですが、ハイブリッドカーのバッテリー交換費は5万円前後。ハイブリッドカーでは、水素ガスを車外に排出する特殊な構造となっているため、ガソリン車と比較するとバッテリー自体の価格が高い傾向にあります。
ガソリン車のバッテリーと機能は同等だからといって、そちらで代用するのは厳禁。推奨されていないバッテリーを使用すると故障の原因になります。

走行用バッテリーの交換

走行用バッテリーの交換は車種によりますが、相場は15万~35万円前後と高額です。ただし、ハイブリッドカーの走行用バッテリーは15万~20万キロ保つように設計されていますので、新車購入した場合には走行用バッテリーの交換はほぼ必要ないでしょう。

ハイブリッドカーを中古車で購入する場合は、車の走行距離と年数を確認し、メンテナンス費と合わせて検討するとよいでしょう。バッテリーがガソリン車よりも高額となるため、せっかく燃費が減ったとしてもメンテナンス費用が高額になってしまっては本末転倒となりかねません。

まとめ

ハイブリッドカーとガソリン車のバッテリーの違いを説明してきましたが、大きくはハイブリッドカーにはバッテリーが2つ搭載され、物自体もガソリン車のものとは異なってきます。また、ガソリン車以上に専門的な知識を必要とするケースが多いため、少しでも調子がおかしいと感じた場合には、早めにディーラーやカーショップに持っていくことをおすすめします。また、中古車のハイブリッドカーを購入する際も、外装や内装だけでなくその車の年数や走行距離を見て、バッテリーの性能もしっかりと確認するようにしましょう。

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