中古車の”水没車”や”冠水車”を見分けるポイント・注意点を徹底解説

 
"水没車"や"冠水車"を見分けるポイントを解説! 中古車選びの際、「価格が安いから」という理由で車の購入を検討する際には注意が必要です。車の価格が安い理由には、水没車の場合も。中古車選びの際、水没車や冠水車かを判断するポイントや注意点をまとめました。

水没車について

水没車と冠水車は同じ意味

水没車とは車が水に浸かった車のことをいいます。例としては、台風や集中豪雨などの影響で道路が冠水してしまい、浸かった状態の車を水没車とします。日本自動車査定協会の査定基準では「室内フロア以上に浸水した車」「浸水の痕跡が複数確認される車」とされています。では冠水車は?というと、水没車の定義と冠水車の定義がそれぞれあるということではなく、言い方の違いによるもので意味は同じです。

浸水車

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中古車にも水没車(冠水車)が存在する

水没車は、全て廃車されているわけではありません。もちろん状況によっては廃車されるものもありますが、ひどい損傷などがないものは修理して、中古車として販売されているケースもあります。基本的には、マフラーに水が入ってしまった場合は排気もうまく出来ず、新鮮な空気も供給されないため、廃車になる可能性が高く市場には流通しません。

水没車でも店頭で販売されている際には、一見通常のものと変わりませんが、一度水に浸かっているだけあって目に見えない支障があります。特に不具合が出やすい箇所として電装系が挙げられ、ケースとしてはその場で問題なく動いていても、ほどなくして故障してしまったなんてことも少なくありません。水没車は相場よりも販売価格が安く設定されているため、購入者にとっては一見魅力的ですが、慎重に内容を確認した上で選定を行う必要性があります。

水没車(冠水車)購入後に出てくる症状

水没車故障

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水没車(冠水車)と知らずに購入し、後から出てくる症状は「臭い」「錆び」「電装系」の3点から問題が起きてくることがほとんどです。
一度浸水している車で、シート交換を行っていないものや清掃しきれていないものは、シートのスポンジをカビが浸食していき、時間の経過と共に異臭を放ちます。
錆びはひとつの箇所からどんどん浸食していく傾向があり、細かな錆びの見落としによって車全体に錆びが広がる可能性もあります。
電装系の支障は、最初は問題なく使用出来ていたとしても半年後~1年後に故障してしまうケースもあります。

安いからという理由できちんとメンテナンスがされていない水没車(浸水車)を購入すると、様々なトラブルが発生する場合もあります。では、どのように水没車(冠水車)かどうかを判断すれば良いのでしょうか?

水没車を見分けるポイント

水没車かどうかを中古車販売場でご自身で確認する際は以下のポイントに注目しましょう。

車内の臭い

水没車

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一度水に浸かっている水没車は、大抵の場合は泥水で浸水します。ドロ粒子が車内部の各種パーツに染み込んでいるため、独特なニオイが生じます。またエアコンを始動させて生臭いニオイがする場合もあります。その他、中古車販売の車に強い芳香剤を置いたまま展示している悪徳な場合もありますので、臭い車には注意が必要です。

車内の汚れ

中古車は汚れをキレイに清掃してから販売はしますが、新品同様のクオリティにはどうしてもなりません。特に浸水した水没車では、取ったつもりの汚れが残ることがあります。座席シートの隙間部やシートベルト全面は汚れの落としにくい箇所です。水没車か確認する際に座席シートを倒したり、シートベルトを引っ張って全面見てみましょう。シートの隙間や、ベルト途中からの変色している場合もあり、その場合には水没車の可能性が高いと見ていいでしょう。

錆の確認

車の各種パーツは、そのほとんどが金属で出来ています。金属が水に濡れると錆びやすくなります。まずは車内のシート下、エンジンルームなどの確認を行いましょう。また、スペアタイヤ収納の周辺の確認を行うと良いでしょう。スペアタイヤを収納しているスペースは水がたまりやすいため、錆びている可能性があります。これらの部位に錆びがある場合や錆びを落とそうとした痕跡がある場合は、水没車(冠水車)である可能性が高いです。

上記のように、エンジンルームなどの錆び付きの確認で問題がなかった場合、次は車の下側の確認が必要です。水没車によっては足元くらいまでしか水没していない場合もあります。そのような場合も十分に考えられますので、車体の下も確認する必要があります。確認箇所は、サスペンションやマフラーの錆び付きの有無、また同年式の中古車と比較して錆びの進行状況の比較をするのも良いでしょう。そして、水没車でも見た目でわからずシート等も奇麗になっていても、海に水没してしまった車は要注意です。問題なく乗ってても塩害の被害にあってしまうかもしれません。

エンジンルーム

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査定のプロは水没車のここを見ている

では、中古車が水没車(冠水車)であるかどうかを見分けるポイントを話す前に、少し余談になりますが、中古車販売を行う側(プロ)はどのようなことを査定で注意しているのかをご紹介します。査定者が一番注意しているのは、泥水による車の痕跡状況です。泥水内の微粒子の泥はボディの隙間から内部へ侵入しています。査定者が見ている症状は以下のとおりです。

悪臭 下水臭・水が腐ったような臭い。室内温度が高くなる夏は特に強い臭いを発する。
結露 シート内部に残留した水分が蒸発して窓内側に付着する。
不自然な場所のシミ シートベルトをたぐると浸水した高さ付近に泥染みが残っている場合がある。
金属部品に発生した錆 ヒューズボックス内、トランクオープナー等の電磁スイッチ、キーレス等の電装系の故障が発生しやすくなる
電装系の不具合 ヒューズボックス内、トランクオープナー等の電磁スイッチ、キーレス等の電装系の故障が発生しやすくなる。

販売員に聞けば教えてくれる

実は、中古車販売員に「この車は水没車ですか?」と質問すると、販売者はそれに正しく応える義務があります。これは消費者契約法という法律で定められているものです。これに違反していることがわかった場合は、契約を解除することができます。水没車かどうかが気になる場合、それを確かめる一番簡単な方法は販売員に聞くことです。

水没車に関するユーザーの声

2017年の夏は、全国的に異常気象に見舞われた日本。突然のゲリラ豪雨などの洪水被害により、車が水没するというケースが増えていますが、それに並行する形で中古車市場でも水没車が増えるのではないかと不安視されています。雪などで埋もれてしまった場合でも、雪が溶けて水分が入り込んでしまうことも…

水没車を買うってことは
ボディのどこに錆びて穴が空いても
笑ってほじくる位のスタンスでなくてはいけない

— NABE (@AxSep05)

納車1ヶ月後にエンジンブロー
まだ今のところはオーバーホールしたのがやばかった。
水没車って聞いて乗り換えようか迷ったけどスポ車の初めてがこいつだから今も乗り続けてる

— はる (@STI_SUBARU_WRX)

水没車wwwww

— 最近二輪に惜しみないよしやちゃん (@10_yoshiya)

妙に安いなとは思ったが水没車かなんかか

— 天ヶ瀬 咲子 (@2_ot)

まとめ

中古車販売員に「水没車」かどうかの確認をするだけで、解決してしまいそうですが、中には本当のことを話さない販売店もあるかもしれません。いずれにしても、水没車かどうかを自分で判断するポイントを知っておいて損するものではありません。自分の目で確かめ購入を決断することが出来れば、後悔することもないのではないでしょうか。中古車購入の際には是非参考にしてみてください。

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