平成元年に限定販売されたトヨタ2代目「ソアラ エアロキャビン」が海外オークションに登場

 
平成元年に500台だけ限定販売されたZ20型「ソアラ エアロキャビン」が海外オークションに登場しました。「エアロキャビン」は「3.0GT」をベースにルーフをオープンメタルトップにしたカスタマイズモデルです。

トヨタ2代目「ソアラ エアロキャビン」

オープンにした際もB、Cピラーは残っており、ドアもプレスドアをそのまま使えたことからボディー剛性の確保、カスタマイズもフルオープンモデルに比べて容易だっただろうと想像されます。あくまでも比較論ですが。ただ、Cピラーの位置は標準のクーペに比べて前方に移動しており、これに伴いリアサイドウィンドウの形状も変化しています。
2代目「ソアラ」の登場直後の雑誌インタビューにて、開発責任者が美しいクーペモデルの条件としてCピラーの傾斜とリアホイールハウスを結ぶ線が「美しい数字の6のような形状になること」と発言されていたのが思い出されますが、その点では若干の破綻も見られます。ただ、より小さいキャビンになったことでパーソナル感は高まったと考えることも出来ます。

トヨタ2代目「ソアラ エアロキャビン」

オープンにした際のルーフは折りたたまれて収納されましたが、このスペースを確保するために乗車定員が4名から2名に変更されています。もっとも、クーペモデル自体も2名以下での乗車が多かったでしょうから、乗車定員の変更は販売には影響を与えなかっただろうと思われます。
今回の出品車両はマフラーもオリジナルから変更されているようです。テールパイプの形状から、HKSのリーガルマフラーと思われますが、いかがでしょうか。

トヨタ2代目「ソアラ エアロキャビン」

搭載されるエンジンはご存知の通り直列6気筒3リッターDOHCの7M-GTEUです。長い歴史を持つM型エンジンの最終進化形としていっても過言ではないでしょう。このエンジンはA70型「スープラ」にも搭載され、チューニングカーのベースエンジンとしても広く用いられました。

トヨタ2代目「ソアラ エアロキャビン」

組み合わせられるトランスミッションは4速オートマチック、ステアリングポスト上部に設置されているのは社外品のターボタイマーでしょうか。また、ルームミラーはレーダー探知機付きのワイドミラーが装着されています。
エレクトロマルチビジョンは「3.0GT」ベースだったこともあり、ついていません。

トヨタ2代目「ソアラ エアロキャビン」

しかし、シートについては「3.0GT」に設定のなかった本革シートとされています。これは豪華さの演出と、オープンにした際の耐候性の向上という点でも有利だったことなどから採用されたと思われます。

こちらの動画では出品車両の各部や、ルーフをオープンにする様子が確認できます。
今回の車両のボディーカラーは台数として最も多く出回ったと思われるクリスタルホワイトトーニングではなくダンディブラックトーニングである点もかえって希少性を高めています。走行距離は10万キロ超ながら落札予想価格は220万円程度とみられるなど、なかなかの評価を得ています。

国内でも100万円程度で今でもユーズドカーが販売されているソアラ・エアロキャビン、こうして海外でも評価されているのは嬉しいニュースでもあり、程度の良い個体の流出という意味では悲しいニュースでもあります。

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