【ポルシェ911の歴史】現代へと続く“カレラ”の変遷【連載記事】

現代まで続くカレラの歴史について、誕生からの変遷を確認してみます。誕生からType930モデルまでの流れは【ポルシェ911の歴史】カレラの誕生【連載記事】にてご紹介させて頂きました。
今回は簡単に振り返りながら、Type964以降の変遷に注目してみます。

356における“カレラ”の誕生

“カレラ”の誕生

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911におけるグレード名として一般化している“カレラ”、最初にこの名前が登場したのは911以前の、1956年に登場した356A型からです。
カレラの名前は当時、世界スポーツカー選手権のなかの1戦として1953年に開催されたカレラ・パナメリカーナ・メキシコでの活躍に由来します。

911における“カレラ”の復活

911復活

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その後、1963年のポルシェ 911の誕生と共にカレラのネーミングは姿を消しましたが、それが再度、姿を現すのは1973年に登場した911 カレラ 2.7 RS、”73カレラRS”からです。

トップグレードとしての進化

911進化

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1974年からは911シリーズにおけるトップグレードとして、カレラのネーミングが用いられていきました。このモデルには73カレラと同等のエンジンが搭載され、翌年には更に、ホエールテールスポイラーも装備されました。

そして3リッターへ

911 3リッター

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1976年には更に、搭載エンジンの排気量を3リッターに拡大しています。

SCから再びカレラへ

SCから再びカレラへ

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その後はSC(Super Carrera)などのグレード名を用いながら、再びカレラのネーミングが帰ってくるのは1984年に登場した“カレラ3.2”です。このモデルはボディーシェルはSCと共通ながらも搭載エンジンはパーツの80%を変更した水平対向6気筒3164ccエンジンを搭載しました。
また、911の市販モデルとして初めて、燃料供給装置と点火タイミングの制御にECUを用いています。

2種類のカレラモデル

2種類のカレラモデル

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1989年に登場したType964では駆動方式として4WDとRRの2種類が用意されたことにより、カレラの名前も4WDの「カレラ4」とRRの「カレラ2」に用いられました。

993におけるカレラモデル

993におけるカレラモデル

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993でも4WDのカレラ4を含めて同様のラインナップでしたが、RRモデルにおいてはリアフードのエンブレムが「Carrera 2」ではなく「Carrera」に改められています。

ワイドボディを含むバリエーションの追加

911バリエーションの追加

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そしてそれぞれのワイドボディモデルが「カレラS」と「カレラ4S」として用意されました。
また、カレラをベースとした「カレラRS」も作られています。

996ではカレラSは用意されず

996ではカレラSは用意されず

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エンジンを水冷化したType996でも引き続きカレラモデルが用意されます。しかし、ワイドボディ仕様についてはRRのカレラSは用意されず、4WDのカレラ4Sのみとされました。

ワイドボディは4WDモデル専用へ

911 4WDモデル専用

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Type997では993と同様に標準ボディーとワイドボディ、それぞれに4WDとRRの駆動方式による4つのモデルが用意されましたが、ワイドボディとの組み合わせは変更されています。
それまではSモデルの仕様とされたワイドボディは、Type997からは4WDモデルの標準仕様とされ、RRモデルはいずれも標準ボディーとされています。そしてそれは最新のType991でも同じです。

“カレラ”の名を冠したターボモデル

911ターボモデル

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珍しいモデルとしては1967年にアメリカにて販売された911ターボ・カレラがあります。
このモデルは基本的に3リッター・ターボと共通で、著名なグレード名である”カレラ”にあやかって命名されています。

かように伝説的なレースからネーミングされた“カレラ”ですが、同じようにこのレースからその名前をとったモデルとしてタグ・ホイヤーの腕時計、”カレラ”もあります。

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