エアバッグはどういう仕組み?今さら聞けないエアバッグの種類・注意点を解説!

 
エアバッグは事故から人命を守る安全装置です。最近では歩行者保護エアバッグなども登場しています。しかしそもそもエアバッグの仕組みについて、ご存知でない方も多いのではないでしょうか?そんな事故時に活躍するエアバッグの仕組みや種類、注意点などについて解説します。

エアバッグとは?

エアバッグは安全装置の1つです。強い衝撃を受けた際に自動でシステムが反応し、衝撃から乗員の身を守る役割を果たします。正式名称はSRSエアバッグ。SRSとは「サプラメンタル・リストレイント・システム」(補助拘束装置)の略です。また、シートベルトを着用しなければエアバッグは十分な効果を発揮できません。事故時の死亡率にも大きく影響するため、シートベルトはしっかり着用しましょう。

シートベルト着用時/未着用時の事故死亡率

シートベルト着用時 0.5%
シートベルト未着用時 4.7%
出典:

エアバッグが作動するまで

エアバッグ

画像出典:

エアバッグは、衝突を感知した0.040秒後には展開完了して乗員の身体を守ります。そのエアバッグが作動するまでの流れを確認しておきましょう。

①衝突を感知(0.003秒)

0.003秒という目にも止まらぬ速さで衝突感知センサーが反応します。

②衝突判定(0.015秒)

センサーの衝突情報とレベルを感知して「エアバッグが必要であるかどうか」判定されます。「エアバッグが必要である」と判定された場合、インフレータというガス発生装置に点火指示が送られます。

③エアバッグ展開開始(0.020秒)

着火されたインフレータが燃焼し、化学反応を起こしてガスが発生します。これによってエアバッグが膨張します。

④エアバッグ展開完了(0.040秒)

エアバッグが展開完了し、乗員の衝撃を抑える準備をします。

⑤乗員の衝突エネルギー吸収開始(0.060秒)

人体にかかる衝突エネルギーを吸収して衝撃を和らげます。

⑥乗員の衝突エネルギー吸収完了(0.120秒)

衝突エネルギーの吸収が完了した後はゆっくりと萎んでいきます。

エアバッグの効果を動画で確認

▼シートベルト着用時

出典:

▼シートベルト未着用時

出典:

エアバッグはセンサーとガス装置で展開する

エアバッグは衝突感知センサーとガス発生装置の起動によって展開しますが、構造は様々です。

衝突感知センサー

エアバッグ

画像出典:
全機械式センサー 衝突によってセンサーが反応し、バネの力を利用して点火剤に着火させます。
電気機械式センサー 衝突の反応を電気信号に変換して着火信号を出力します。
電子式センサー 減速度を電気信号として感知し、設定値を越えた場合に着火信号を出力します。

ガス発生装置(インフレータ)

エアバッグ

画像出典:
パイロ方式 火薬を燃焼させてガスを発生させる方式です。
ストアードガス方式 内部の高圧ガスを放出させる方式です。エアバッグの展開時間が速い点が特徴です。
ハイブリッド方式 上記2つの方式を併せ持った方式で、軽量かつ展開時間が速い点が特徴です。

エアバッグは運転席(助手席)だけじゃない

エアバッグは運転席や助手席以外にも、様々なタイプのものが存在します。

デュアルエアバッグ

助手席のダッシュボードから展開されるエアバッグは「デュアルエアバッグ」と呼ばれ、フロントガラス等への前面衝突を抑えます。

エアバッグ

画像出典:

サイドエアバッグ

シートの側面に展開される「サイドエアバッグ」は、主に胸部にかかる衝撃から保護します。

エアバッグ

画像出典:

ニーエアバッグ

ダッシュボードの下部に装備される「ニーエアバッグ」は、脚を保護する役割を果たします。事故後の運転に影響が出ないよう配慮されたエアバッグです。

エアバッグ

画像出典:

カーテンエアバッグ

「カーテンエアバッグ」はサイドピラーまたはルーフ側面から展開されます。ガラス等が飛び散った際に頭部を保護する役割を果たします。最近では、一部国産車にも標準で装備されるようになってきましたが、現状としてはオプションでの選択が多くあり、車の購入代金を安く抑えるために付けない方が多いですが、いざというときの自分の身を守るためのオプションなのでなるべくつけることをお勧めします。

エアバッグ

画像出典:

後部センターエアバッグ

「後部センターエアバッグ」は後部座席にかかる衝撃を抑え、後部座席に座る同乗者の衝突を防ぐエアバッグです。

エアバッグ

画像出典:

歩行者保護エアバッグ

「歩行者保護エアバッグ」も現在は開発されています。バンパー部分のセンサーが歩行者を感知し、瞬時にワイパーとフロントガラスの間からエアバッグが開くという仕組みです。フロントガラスだけでなく、硬いボディパーツから歩行者の頭部を守る役割を果たします。日本ではスバル「インプレッサ」や「XV」などに搭載されています。海外でもボルボ車に標準で装備されています。

出典:

サンルーフエアバッグ

韓国・自動車部品大手の”現代モービス”は、2017年10月18日にパノラマサンルーフ用エアバッグを開発しました。このエアバッグは、事故に巻き込まれると0.08秒後に作動して車両天井部を覆う仕組みです。また車両が転覆した際は、搭載センサーによりエアバッグを適切な角度に膨らますことができるそうです。

サンルーフエアバッグ搭載車の登場時期は未定ですが、今後が期待されます。もし搭載車が登場した際には、事故時に乗員がサンルーフから投げ出されるような二次被害を防ぐことができるでしょう。

エアバッグ サンルーフ

画像出典:

エアバッグの注意点

エアバッグは時速20km〜30km以上で衝突した際に展開されます。なお衝撃の大小は問いません。そのため、大きな事故で無くてもエアバッグが展開されるケースは多々あります。そのような場合には慌てず、落ち着いて対処しましょう。

また「エアバッグは柔らかい素材でフワフワしている」と勘違いしている方が多いようです。実際は、エアバッグは固く頑丈な素材でできています。展開時に擦り傷等の怪我をする可能性もあります。頭に置いておきましょう。

エアバッグに関するクチコミ情報

そしてショートさせてしまった代償としてエアバッグ警告灯が点灯。(;ω;)

— あしてく (@asiteku)

行方不明とは直接関係ないですが、助手席にチャイルドシートはエアバッグがあって危険なため取り付けないようにと注意書きがあります。残念なことに知らないのか知っていてもか結構助手席に付けている人が多いですが。

— kurumi0713 (@kurumi221622)

僕はエアバッグが凄いんだよ!運転席、助手席、運転席ニーエアバッグ、助手席ニーエアバッグ、運転席サイドエアバッグ、助手席サイドエアバッグ、前後席カーテンシールドエアバッグ×2の計8個のエアバッグを使っているんだよ!

— 18#マジェスタbot (@18majesta_bot)

バイクは風やスピードを直に感じられて最高の時間を提供してくれます。まさにドラゴンの背中の様です。車には無い興奮がそこにはあります。
しかし、シートベルトもエアバックもないので調子にのると血で代償を払う事になります…
でもおバイクやめられないんだけどwww

— 朧日睦希 250 (@8wTYbpdvMbEnhvR)

まとめ

事故を起こさない限り見ることのないエアバッグですが、仕組みは精密かつ安全面を考えた作りをしています。事故時にエアバッグの機能を最大限に利用するために、まずはシートベルトの着用を忘れないようにしましょう。もちろん、エアバッグがあるからと油断してはいけません。装備に慢心せずに安全運転を心がけましょう。

関連記事

一緒によく読まれている記事

注目のまとめ記事

この記事に関して報告をする