天皇陛下がご乗用される御料車”センチュリーロイヤル”とは?退位後は御料車も変わる?

 
天皇陛下がお乗りになられる御料車”センチュリー・ロイヤル”はどんな車なのか徹底解説!天皇陛下の生前退位のご意向が話題を呼んでいますが、皇太子様に天皇の座が引き継がれた場合には御料車はどうなるのでしょうか? 御料車「センチュリー・ロイヤル」に隠された秘密を紐解いていきます。天皇陛下の愛車はあの名車だった...?

御料車「センチュリーロイヤル」の秘密に迫る

天皇陛下 センチュリーロイヤル

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天皇皇后両陛下がご乗用になる車を御料車といいます。そして現在、御料車として活躍しているのは平成18年に導入されたトヨタの「センチュリーロイヤル」です。開発費が数億円とも言われ、あまり見かけないためか知名度も低く、どんな車か知らない方も多いのではないでしょうか。そのような国産車のなかでも最高級の「センチュリーロイヤル」の秘密を紐解いてみたいと思います。

御料車とは

天皇陛下 センチュリーロイヤル

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御料車とは、天皇皇后両陛下が移動の際に乗る車のことです。御料車には皇室専用の皇ナンバーのものと品川ナンバーのものがあります。国会開会式など公的用事の際には前者、その他では後者が使用されます。

現在の御料車は6代目。初代はイギリスから輸入されたデイムラー・ランドレー57.2HPであり、以降4代目までは外国車が採用されていました。ちなみに、5代目には日産のプリンスロイヤルが採用されています。

御料車は中々お目にかかれない貴重な車

「センチュリーロイヤル」は現在日本に4台あり、そのすべてを皇室が所有しています。ナンバーは皇1、皇2、皇3、皇5の4つで、一般販売はされていません。その理由としては、御料車としての品格を保つため、そして一般車と間違えてしまわないようにするため、などが挙げられます。また、ナンバープレートは皇室専用を示すために、直径10cmからなる円形プレート(菊の紋章付近)が装着されています。

そして御料車の走行の際には前後に警備車両がつき、その周りを白バイや警察車両が囲むように並走します。走行ルートはあらかじめ決められており、一般車両が走れないよう予め交通規制が敷かれます。そのため、御料車が普通に走行している姿はなかなか見ることができません。

御料車「センチュリーロイヤル」ならではの仕様

扉は観音開き式

天皇陛下 センチュリーロイヤル

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センチュリーロイヤルの扉には、日本車としては珍しい観音開き式が採用されています。後部座席から乗り降りする際にも足を広げる必要がなく、和装で移動されることが多い皇后陛下への気配りが伺えます。

内装も豪華絢爛

天皇がご乗用になるだけあって内装も最高級仕様です。天井には和紙が貼られ、後部座席には毛織物を採用。さらに乗降ステップには御影石が用いられ、天然木もふんだんに使用されています。この豪華さは他国の御料車にも引けを取りません。まさに日本を代表する最高級車と名乗るにふさわしい出来と言えるでしょう。

コードネームは「大きな車」

陪乗席を備えた8人乗り大型車の「センチュリーロイヤル」は、車体が非常に大きくつくられています。全長6メートル超、全幅2メートル、全高1.8メートル、そして車両重量はなんと約3トンもあります。外国の貴賓・要人が乗る「ロールス・ロイス」や「マイバッハ」に比べてもこのサイズは非常に大きく、コードネーム「大きな車」というのも納得です。

陛下のお顔が見えやすいよう工夫されたウインドウデザイン

天皇陛下 センチュリーロイヤル

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またウインドウデザインについても拘った作りとなっています。外から陛下のお顔が美しく見えるよう、通常より後ろ側の窓枠が大きくつくられています。

万一の事態に備えた防弾仕様

もちろん万一の備えも十分です。まずボディ・窓ガラスが防弾仕様にされており、特に国賓接遇用の特装車であるナンバー皇3、皇5については防弾性能がさらに強化されています。ボディ強度は最高レベルで、なんと爆発にも耐えうるのだとか。そしてタイヤはゴムだけで作られており、もし撃たれてもパンクせずに走行が続けられます。

高い静寂性能

また静粛性にも拘っています。天皇陛下が乗る車のため基本的には低速走行ですが、その静かさはレクサスやベンツ「Sクラス」をも上回るほどなのだそう。豪華なだけではない気品を保つための工夫も余さず取り入れられているようです。

御料車「センチュリーロイヤル」の車両価格は?

天皇陛下 センチュリーロイヤル

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この御料車がはたしていくらなのか気になっている方も多いことでしょう。車両価格が公に明かされているのは、寝台車として用いられるナンバー皇2以外の3台です。その価格は、標準車の皇1が5250万円、そして特装車の皇3・皇5ではなんと9450万円!さすが御料車です。ちなみにこれは、日本車の新車車両価格においてもダントツの価格です。

また御料車の開発費用は、1台あたり2億円を超えているという噂もあります。もしこの噂が本当であれば、トヨタは御料車を開発するにあたって1億円以上の大赤字を出しているという計算になります。しかしそれでも日本を代表する御料車を作ったメーカーとして箔がつくこと等を考えると、結果的に安い赤字と言えるかもしれません。

参考動画

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生前退位で揺れる皇室!皇太子さまに引き継がれたら、御料車も変わる!?

日産「プリンス・ロイヤル」

天皇陛下 センチュリーロイヤル

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現在皇室では、天皇陛下が生前退位のご意向を発表され今後の動向に注目が集まっていますが、皇太子様に天皇の座が引き継がれた場合の御料車はどうなるのでしょうか。

過去、昭和天皇から現在の今上天皇に引き継がれた際には、特に御料車の変更はありませんでした。引き続き「プリンス・ロイヤル」が利用されていました。そのため、今回の場合も御料車については引き続き利用されるものとみられます。ただし「センチュリー・ロイヤル」が登場して約20年も経っていることを考えると、既に新たなモデル開発が行われている可能性もあるかもしれません。

即位の礼パレードカーはどうなる?過去にはロールス・ロイス「コーニッシュIII」

来年(5月1日)に迫った皇太子殿下の即位ですが、直前となるパレードでどんな車両が使用されるのか一部で話題となっています。かつて、天皇陛下の即位パレード(即位の礼)や皇太子ご夫妻の結婚祝賀パレードでロールス・ロイス「コーニッシュIII」が使用されていましが、この車両は既に登録抹消されており、宮内庁にて保管車として展示されています。そのため、ロールス・ロイス「コーニッシュIII」に代わる新たなパレード用の車両が必要となりますが、噂では「センチュリーロイヤル」のオープンモデルが誕生する可能性もあると言われています。

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【番外編】

天皇陛下の愛車はまさかの「インテグラ」

今となっては珍しいキャブレター車”インテグラ(1991年製)”を、天皇陛下がご愛用されているというのはご存知でしょうか?ちなみに、所有モデルは特別仕様などではなく標準モデル。また最近では高齢者実技講習も”インテグラ”で行ったことが一部で大きな話題を集めています。

出典:

皇太子一家と秋篠宮一家の公用車たち

皇室といえば「センチュリーロイヤル」というイメージがありますが、実は公務の送迎にはこれまで様々な公用車が利用されています。皇太子一家では、トヨタ「アルファード」をゴールドに仕上げた公用車が利用されており、皇太子妃”雅子様”と”愛子様”が乗車されている姿が確認されています。また秋篠宮一家では、皇族の中でも珍しい三菱の高級セダン「プラウディア」と、高級リムジン「ディグニティ」を公用車として利用されています。

雅子様と愛子様がご乗用されるトヨタ「アルファード」

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眞子様と佳子様がご乗用される三菱「ディグニティ」

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御料車に関するクチコミ情報

全国戦没者追悼式 天皇皇后両陛下
トヨタ・センチュリーロイヤル
初めて見ました(⌒▽⌒)

— カメラ好きP (@F0UBa73CX0Y5lCF)

特別なセンチュリーと天皇皇后両陛下を拝ませていただいた。

— 監督M (@managerM_)

もっと貴重なのが「御料車」
のナンバーですね。

— M16A HAYABUSA (@M16A_hayabusa)

そして天皇皇后両陛下を乗せた御料車。
車両はトヨタセンチュリー

— 北九州の緊急車両好き「北九219」 (@kitakyu219)

まとめ

今回は日本の御料車「センチュリーロイヤル」についてご紹介しました。トヨタの高い技術や細かい心配りが目一杯施された、名実ともに最上級の車だということがお分かりいただけたと思います。直接見かける機会は中々ありませんが、テレビなどではたまに目にすることがあるのではないでしょうか。その時にはご乗用になっている車などにも目を向けてみると、また新たな発見があるかもしれません。

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