スパイカー社 復活第一弾となる「C8プレリエイター」をジュネーブで初公開
オランダ自動車メーカー スパイカー・カーズ社が2016 ジュネーブモーターショーにて、2年の月日を経て復活です!今回ジュネーブモーターショーにて、C8シリーズ最新作となる新型モデル『スパイカー C8 Preliator』を公開されました。
経営破綻後初となる同モデル、どのように仕上がっているのか早速見ていきましょう。
C8シリーズとして破綻前最終モデルであったスポーツクーペ『スパイカー C8 Aileron』をベースに、グレードアップをさせた今回モデル。
本モデルの名称「プリエイター」は、同国でかつて実在をしていた同名の企業 スパイカー社が製造を行っていた航空機より名前を継承したものです。
スパイカー社と今回のスパイカー・カーズ社は直接的に全く関連は無いが、精神として受け継ぐことをスパイカー・カーズ社は公言しており今回は名称を受け継いだ形となったのでしょう。
その経緯からも本モデルにおいては、航空技術を転用したデザイン・空力設計が随所に見受けられるモデルが多く用いられています。
テールランプ
戦闘機のジェットエンジンを彷彿させるようなLEDテールランプ。見事な3D設計が施されています。
ラジエターグリル
先代のC8でも採用されているハニカムメッシュを継承し使用。
インテリア
ボタン・計器類などジェット戦闘機のコックピットにもデザインとなっています。
イグニッションスイッチ
イグニッションスイッチには赤いカバーが被さり、まるで何を発射するのでは無いかと思わせるようなデザイン。
シフトレバー
飛行機の操縦機を連想させるスパイカーが先代より同じデザインを採用されているシフトレバー。
その他にも、アルミスペースフレーム製のシャシーやAPレーシングブレーキキャリパーされていたりとこだわり尽くされた仕上がりとなっています。
肝心なスペックとしては、パワートレインにはアウディ製の4.2L V型8気筒ターボエンジンのを搭載。最高出力525hp&最大トルク600Nmとなり、0-100Km/h加速3.7秒、最高速度322Km/hの性能を発揮する。
マクラーレンやフェラーリまでのスペックには至っていませんが、モンスター級のスペックを十分に兼ね備えています。
気になる販売計画としては、販売価格:32万4900ユーロ(日本円で約4,000万円)・生産台数:50台を予定しているとのこと。
スパイカーの特徴として細部に至る部分まで手作りで製造を行っているのですが、そのことを考えると他のスーパーカーと比べ若干割安設定ではないでしょうか。
スパイカーの第2章として大きく羽ばたけるのか、今回披露された『スパイカー C8プレリエイター』には注目です。