ランボルギーニ「カウンタック」にこんな激レアモデルが存在した!幻のカウンタック特集

 
ランボルギーニ「カウンタック」の中でもあまり知られていないモデルですが、ファンの中で特に人気な限定車6台を紹介!日本に存在する(した)モデルも選ばれており、「カウンタック」の中でも特別なモデルばかりです。ランボルギーニ・カウンタックの特別モデルをご紹介します。

「ウォルター・ウルフ・スペシャル」

カウンタック レアモデル

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最初に紹介するのが「ウォルター・ウルフ・スペシャル」、通称”ウルフ・カウンタック”です。
ウォルター・ウルフはカナダの石油王にしてF1チームも所有したほどのカーマニアで、バイクの分野でもスズキ(ガンマ)のウルフカラーなどがありました。

そんな彼が、ランボルギーニにオーダーして作らせたのが「ウルフ・スペシャル」です。ウルフの依頼を受け、チーフエンジニアだったジャンパオロ・ダラーラは、7900回転で450馬力を発揮するV型12気筒5リッターエンジンを開発して搭載しました。外装は電動リアウィングと新しいフロントスポイラー、オーバーフェンダーを装着しています。

総生産台数3台の激レアモデル

足回りも増加した出力に対応し、専用のホイールに超扁平のピレリ・P7、ブレーキも対向4ピストンキャリパーに強化されました。クラッチもボーグ&ベックのダブルクラッチ(ツインプレート)に強化されています。これらの改良により、1975年当時でも潜在的な最高速度は320km/h以上と言われました。
総生産台数は3台。うち、この写真にも写っている1号車は日本に存在しており、過去山形県で開催されたスーパーカー・ミーティングなどにも参加していたようです。
その後ジャンパオロ・ダラーラは、スーパーフォーミュラの統一シャーシであるダラーラ「SF14」を作成したレーシングカーコンストラクターを設立しています。

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「エヴォルツィオーネ」

カウンタック レアモデル

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次に紹介するのは、パガーニ・アウトモビリの創設者であるオラチオ・パガーニが、ランボルギーニに在籍していた当時に製作した「エヴォルツィオーネ」です。英語でエボリューション:進化と名付けられたこのモデルは1987年に製作されています。

鋼管パイプフレームのシャーシはカーボンとケブラーに置き換えられ、更にはヘッドライト、エアコン、ホーンまでをも廃止することで、5000クアトロバルボーレと比較して大幅な軽量化を達成しています。エンジンも490馬力に強化された他、電動車高調整式サスペンションやABS、更にはトルクスプリット式4WDの駆動方式も試みられるなど、まさにテストベッドに相応しい革新的な内容を秘めていました。

これぞ幻のカウンタック

しかしながら、これを実現する場合の最大の問題点となったのはコスト。最終的には市販不可能と判断され、お蔵入りになっています。
この時に得られた経験や知見などが、現在のパガーニ・アウトモビリのモデルにも活かされているかもしれません。現在ではカーボンファイバーのシャーシを採用する市販モデルも珍しくなくなりつつあります。そうした点で、先見性は確かにあったといえるでしょう。

「カウンタック7000」

カウンタック レアモデル

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1986年に、フェラーリへの対抗策として計画されたのが「カウンタック7000」です。この車は、エンジンの排気量を7.1リッターまで拡大し、それにより出力も600馬力を実現しようとしました。

空力性能の向上も図るため、ドアサイドのNACAダクトは廃止され、リアサイド上部のエアインテークもボディーに沿ったルーバー構造のものへと改められています。このルーバーはサーモスタットの働きにより、必要な量の冷却風だけを取り入れる電動式の可変構造とされ、ドラッグの低減に寄与しています。フロントバンパーもボディーと一体型のものにされており、現代的なルックスと空気抵抗の低減を意識して変更されています。

美しいフォルムが特徴

カウンタックの特徴的な、上下に分割されたサイドウィンドウも一体式のものとされ、クリーンなウィンドウグラフィックと使い勝手を実現しています。
これらのエンジンと空力性能の改良により、最高速度は380km/h超を実現する予定でしたが、このモデルも市販されることなくお蔵入りとなりました。確かに空力性能は向上するのでしょうが、オリジナルのデザインの良さも消えてしまっているようにも感じます。

「カウンタックSS」

カウンタック レアモデル

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アメリカ人のAl Mardikianによって作られたのが、このオープントップモデルであるカウンタックSSです。このモデルは1980年式のカウンタックをベースに作られ、ルーフ部が取り外し可能なタルガトップとされています。ドアフレームも上部がカットされ、低下した剛性を補うためにAピラー周りが太くなっているようにも見えます。エンジンも4.4リッター510馬力に強化されました。

ロッド・スチュワートがオーナーだった

「カウンタックSS」は約2,300万円で数台のみ販売されました。その数少ないオーナーのうちの1人が、レガシーのCMに自身のヒット曲「セイリング」をバックに出演したロッド・スチュワートです。余談ですが、筆者は彼の曲では「マギー・メイ」が好みです。
音楽家にカーマニアは多く、著名な指揮者「ヘルベルト・フォン・カラヤン」は晩年、ポルシェ959を愛車にしていました。

ロッド スチュワード

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「カウンタックLP Turbo S」

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2台しか製造されていない超激レアモデルで、そのうち1台はプロトタイプとしての製造と言われており、現在1台しか存在しません。これこそランボルギーニ!と言われるほど極められたモデルで、とてつもないハイスペックを発揮します。

世界のどこかに2台だけ存在

「カウンタックLP500S」をベースに4.8LのV12ターボエンジンを搭載し、最高出力は758psに最大トルクは876Nmのハイスペックぶり。0-100km/h加速は驚きの3.7秒で、最高速度は333km/hにもなり、現代のスーパーカーレベルのハイパフォーマンスモデルであることがわかります。
現在の所在はわかっておらず、このモデルのファンは今も探しているほどの超激レアな人気モデルです。

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「JLOCカウンタック」

カウンタック レアモデル

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最後に紹介するのは、日本に縁のあるモデルです。1994年のJGTCに登場した寺井輝昭氏の開発によるアニバーサリーベースのレースカー「JLOCカウンタック」です。このマシーンは未完成の状態ながらも、主催者側からの要請などにより第1戦の富士スピードウェイに姿を現します。「JLOC(Japan Lamborghini Owner’s Club)カウンタック」はこのシーズン、5戦に出場しました。その後、チームは参戦マシーンをディアブロへと変更しています。

エアロパーツをふんだんに採用した一台

マシーンはアニバーサリーをベースに、サイドウィンドウを軽量なアクリル製のものへと変更し、リアウィングはステーを作成して可変式のものとしています。フロントもアンダースポイラーを含めてレース用の改造が施された他、フロントフードにはアウトレットも設けられました。ホイール径も18インチを採用しています。
エンジン出力は噂によればレース用ガソリンの使用にて550馬力を発揮したそうです。ボディーカラーはスポンサーである「rain・X」のイエローに塗られており、カウンタックのデザインにもよくマッチしていました。

*注:生産台数や出自、スペック、経緯などは記事原文を用いて一部(8ピストンキャリパー→対向4ピストンキャリパーなど)を加筆修正しています。

ベースモデル”アニバーサリー”

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【番外編】

「カウンタック」のミニバン?!個性的なコンセプトカーもあった

過去には、ランボルギーニとしては珍しいミニバンタイプのコンセプトカーが披露されていました。

1988年に登場した「ベルトーネ・ジェネシス ランボルギーニ」と呼ばれる斬新なミニバンは、イタリアの有名カロッツェリア”ベルトーネ”によって製造された一台。「カウンタック・クワトロバルボーレ」のV12エンジンを搭載する他、ミニバンとしては目新しいガルウィングドアが採用されています。

また、5人乗りとなる室内は前席と後席の間にセンターシートを設定。助手席は180度回転可能であり、いい意味でランボルギーニらしくないユニークな空間が魅力的です。まさに「カウンタック」のミニバンとも言えるコンセプトカーですが、見た目以上に乗り心地や実用性も考慮されているため、時代が違えば市販化されていたのかもしれませんね。

ベルトーネ・ジェネシス

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みんなの憧れ!カウンタック目撃情報

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意外と知らない「カウンタック」の本当の名

日本では「カウンタック」の名で知られていますが、実は海外では別名で呼ばれています。詳しくはコチラ!

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記事参照元:CARBUZZ

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