ポルシェもアウディもランボルギーニも、すべてフォルクスワーゲンの傘下?

 
ポルシェやアウディ、さらにランボルギーニやブガッティヴェイロンなどは、超がつくほどの高級車メーカー。しかし実はこれら全て、フォルクスワーゲン・グループの傘下に属していることをご存知でしたか?今回はフォルクスワーゲン・グループについて徹底解説!

フォルクスワーゲン・グループ

Volkswagen-Group

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「フォルクスワーゲン=大衆車」というイメージが強い方は多いかもしれません。しかし実は、高級車として有名なポルシェやアウディ、ランボルギーニなどは、みなフォルクスワーゲン・グループの傘下に属しています。今回はそんな意外なフォルクスワーゲン・グループについて見ていきます。

フォルクスワーゲン・グループの構成

フォルクスワーゲン・グループは4部門構成となっています。まずは元BMWのHerbert Diess氏指揮による、VW・シュコダ・セアトを運営する部門。そして現アウディCEOのRupert Stadler氏による、アウディ・ランボルギーニ・ドゥカティで構成される部門。そしてポルシェ・ベントレー・ブガッティは、現ポルシェのトップのMatthias Mueller氏の下に。またVWの商用車部門・スカニア・MANヘビートラックは、元ダイムラー・トラックCEOのAndreas Renschler氏の下に構成されています。

旧戦略からの脱退

現在のフォルクスワーゲン・グループの構成については、元トップのFerdinand Piech氏による旧戦略からの脱却が色濃く反映されています。同氏は、それぞれ強力なリーダーの下に小さいグループのアドバイザーが付いて構成される形で、各ブランド同士が競いあう形を好んだそうです。しかし時代の流れとともに徐々にグループ全体の統率を取ることが困難になり、市場変化のスピードにも対応しきれないという弱みがあったようです。

ドイツ紙Handelsblattによると、「グループの再編成は、効率化と意思決定のスピードアップのために行われた」とのこと。またEvercore ISIによると、「VW、シュコダ、セアトが連結した場合は年間760万台を販売し、合計1,192億ユーロもの売上を得る企業が出来上がる」そうです。

フォルクスワーゲン・グループが及ぼす各ブランドへの影響

Evercore ISIのArndt Ellinghorst氏によると、「ブガッティ・ベントレー・ポルシェにとって大きな影響はなく、アウディにも変化がないでしょう。ただ近年とても良い業績を残してきたシュコダにとっては影響が大きく、残念に思われるかもしれません。」とのこと。

M.M. WarburgのアナリストであるMarc-Rene Tonn氏は、「フォルクスワーゲンは、今まで急速に変化していく市場でのリアクションが遅かったこともあり、今回の再編成については理解できます。これによって責任の在処がより明確となり、意思決定がより早く行われることでしょう。」と述べています。

フォルクスワーゲン・グループ再編成後の動き

2015年に再編成が行われたフォルクスワーゲン・グループですが、翌2016年には世界新車販売台数で4年連続首位を走っていたトヨタを抜き、見事1位を獲得しました。さらに2017年もトヨタに35万台以上の差をつけ、見事2年連続1位を獲得しています。まさに再編成は大成功と言えるでしょう。

フォルクスワーゲン・グループに属する主要メーカー

フォルクスワーゲン・グループに属する主要メーカーは以下の通りです。

フォルクス・ワーゲン

フォルクスワーゲングループ

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アウディ

フォルクスワーゲングループ 「アウディ」

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ランボルギーニ

フォルクスワーゲングループ 「ランボルギーニ」

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ベントレー

フォルクスワーゲングループ 「ベントレー」

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ブガッティ

フォルクスワーゲングループ 「ブガッティ」

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ポルシェ

フォルクスワーゲングループ 「ポルシェ」

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セアト

フォルクスワーゲングループ 「セアト」

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シュコダ

フォルクスワーゲングループ 「シュコダ」

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まとめ

これまで「フォルクスワーゲン=大衆車」というイメージを抱いていた方は驚いたのではないでしょうか。ただ見方を変えて「大衆=多くの民衆」、つまり「誰もが満足する車を世に送り出す会社」と考えれば何となく納得いく気もします。いずれにしても、今後もフォルクスワーゲン・グループの勢いは止まらなそうです。

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